【保存版】DATE関数の基本から応用まで完全マスター

Excel DATE関数の使い方完全ガイド

1. DATE関数とは？（機能概要）

ExcelのDATE関数は、指定した年、月、日から日付を生成するための関数です。これにより、数値形式で日付を扱うことができ、日付の計算や分析が容易になります。DATE関数は、特に年や月が変動する場合に便利で、他の日付に基づいて新しい日付を作成する際に役立ちます。

2. 基本的な構文と引数の説明

DATE関数の基本的な構文は次の通りです：

DATE(year, month, day)

• year: 生成する日付の年を指定します。1900年から9999年の範囲で指定可能です。
• month: 生成する日付の月を指定します。1から12までの整数を指定します。12を超える場合は次の年に繰り越されます。
• day: 生成する日付の日を指定します。1から31までの整数を指定します。月に応じて適切な日数が考慮されます。

3. 実用的な使用例

例1: 基本的な日付の生成

2023年5月15日という日付を生成する場合、次のように記述します：

=DATE(2023, 5, 15)

この式を入力すると、結果は「2023/05/15」と表示されます。

例2: 繰り越しの例

2023年の13月1日を指定した場合、DATE関数は自動的に次の年に繰り越します：

=DATE(2023, 13, 1)

この式を入力すると、結果は「2024/01/01」となります。

例3: 日付の組み合わせ

セルA1に年、セルB1に月、セルC1に日が入力されているとします。これらの値を使って日付を生成する場合は、次のように記述します：

=DATE(A1, B1, C1)

たとえば、A1に「2023」、B1に「2」、C1に「28」が入力されていると、結果は「2023/02/28」となります。

4. 他の関数との組み合わせ例

DATE関数は、他の関数と組み合わせることでさらに強力な機能を発揮します。以下にいくつかの例を示します。

例1: EOMONTH関数との組み合わせ

月の最終日を求めたい場合、EOMONTH関数と組み合わせることができます。例えば、2023年5月の最終日を求める場合：

=EOMONTH(DATE(2023, 5, 1), 0)

この式の結果は「2023/05/31」となります。

例2: YEAR関数との組み合わせ

生成した日付から年を取得する場合、YEAR関数を使用します：

=YEAR(DATE(2023, 10, 1))

この式の結果は「2023」となります。

例3: NETWORKDAYS関数との組み合わせ

特定の期間内の営業日数を求める場合、DATE関数はNETWORKDAYS関数と組み合わせることができます。例えば、2023年1月1日から2023年1月31日までの営業日数：

=NETWORKDAYS(DATE(2023, 1, 1), DATE(2023, 1, 31))

この式の結果は、指定された期間内の営業日数が表示されます。

5. エラーの対処法

DATE関数を使用する際に注意が必要な点や、よくあるエラーについて説明します。

• 値エラー (#VALUE!): 引数に無効な値が含まれている場合に発生します。たとえば、月に0やマイナスの値を指定するとエラーになります。
• 範囲エラー (#NUM!): 年や月がExcelの有効範囲を超える場合に発生します。例えば、年が10000を超えるとエラーになります。

6. 業務での活用シーン

DATE関数は、様々な業務シーンで役立ちます。以下にいくつかの具体的な活用シーンを示します。

• プロジェクト管理: プロジェクトの開始日や終了日を管理する際に、DATE関数を使用して日付を生成し、進捗を追跡することができます。
• レポート作成: 毎月の売上報告や人事データを集計する際に、特定の月や年の日付を作成し、データを整理するのに役立ちます。
• カレンダー作成: シートを使ってカレンダーを作成する際に、DATE関数を活用して、各日のデータを自動的に生成することができます。

7. まとめと関連関数の紹介

DATE関数は、Excelにおいて日付を扱う上で非常に重要な関数です。日付計算やデータ分析において、正確で柔軟な日付生成が可能です。最後に、関連する関数をいくつか紹介します。

• EDATE関数: 指定した月数だけ日付を前後させる関数です。
• EOMONTH関数: 指定した月の最終日を求める関数です。
• YEAR関数: 日付から年を取得する関数です。

DATE関数をマスターすることで、日付の管理がより効率的になります。ぜひ、実務で活用してみてください。