【完全ガイド】EDATE関数の使い方｜初心者向け詳細解説

Excel EDATE関数の使い方完全ガイド

EDATE関数とは？（機能概要）

EDATE関数は、指定した日付から指定された月数だけ前または後の日付を返すための関数です。この関数は、日付計算を簡単に行うことができるため、特に契約の期限や定期的なイベントの計画などで広く利用されています。

基本的な構文と引数の説明

EDATE関数の基本的な構文は以下の通りです：

EDATE(start_date, months)

• start_date: 基準となる日付。日付形式で指定する必要があります。
• months: 基準日から加算または減算する月数。正の値を指定すると将来の日付、負の値を指定すると過去の日付を返します。

実用的な使用例（最低3つの具体例）

例1: 1か月後の日付を計算する

例えば、2023年5月15日から1か月後の日付を計算する場合、以下のように入力します。

=EDATE("2023/05/15", 1)

この計算の結果は、2023年6月15日となります。

例2: 3か月前の日付を計算する

次に、2023年5月15日から3か月前の日付を計算する場合、次のように入力します。

=EDATE("2023/05/15", -3)

この計算の結果は、2023年2月15日となります。

例3: セル参照を使用する

セルA1に日付「2023/05/15」が入力されている場合、A1の値を基に1か月後の日付を計算するには、以下のように入力します。

=EDATE(A1, 1)

この場合も、結果は2023年6月15日となります。

他の関数との組み合わせ例

EDATE関数は、他の関数と組み合わせることでさらに便利に使用できます。

例1: TODAY関数との組み合わせ

現在の日付から6か月後の日付を計算するには、以下のように使います。

=EDATE(TODAY(), 6)

これにより、今日の日付から6か月後の日付を自動的に取得できます。

例2: IF関数との組み合わせ

ある条件に基づいて日付を調整する場合、IF関数と組み合わせることができます。例えば、もし日付が2023年1月1日以降であれば3か月後の日付を、そうでなければ1か月後の日付を返す場合、以下のようにします。

=IF(A1 >= DATE(2023, 1, 1), EDATE(A1, 3), EDATE(A1, 1))

エラーの対処法

EDATE関数を使用する際に、よくあるエラーには以下があります。

• #VALUE!: 引数に無効な値が含まれている場合に表示されます。特に、日付形式が正しくない場合に多く見られます。
• #NUM!: 月数が非常に大きい、または非常に小さい場合に表示されます。この場合は、月数を見直して適切な値を設定してください。

業務での活用シーン

EDATE関数は、様々な業務シーンで活用できます。以下はその一部です。

• 契約書の期限管理: 契約の開始日から満了日を計算する際に使用します。
• 定期的なレポート作成: 月ごとのレポート作成日を自動的に計算できます。
• プロジェクトのスケジュール管理: プロジェクトの開始日からの進捗を管理するために役立ちます。

まとめと関連関数の紹介

EDATE関数は、日付計算において非常に便利なツールです。特に、月単位での計算が必要な場合に最適です。日付を扱うビジネスシーンでは、EDATE関数をマスターしておくことで業務が円滑に進むでしょう。

関連する関数としては、以下のものがあります。

• DATE関数: 年、月、日を指定して日付を作成します。
• DATEDIF関数: 2つの日付の差を計算します。
• TODAY関数: 今日の日付を返します。